あるある大辞典より抜粋

シジミ料理の定番と言えば味噌汁。しじみには意外な事実判明
しじみに含まれるオルニチンには体脂肪燃焼効果があった
しかし身を食べないという人が多いのも事実。これでシジミパワーは得られているんでしょうか?
増えている成分がアラニンなどのアミノ酸。特にアラニンは旨味成分でもあるので、おいしさもアップする訳です。

.秘密は台湾にあり! 驚異のシジミパワー徹底解明
天然のしじみをおいしく、栄養分を逃がさず、しじみをより元気に復活させ
オルニチン量をより多くだすための
冷凍保存工法を生み出しました
しじみのパワーを引き出すための なかとみの独自工法なのです、
オルニチン

オルニチンとは、現在研究段階にあるアミノ酸の一種。身体を構成する20種類のアミノ酸には含まれていないものの、アメリカなどの研究で、そのパワーが注目されているアミノ酸。
シジミを冷凍すれば、このオルニチン量はなんと4倍に増加!家庭用冷蔵庫なら一晩凍らせるだけで充分。

  オルニチンはアルコール代謝に欠かせないアミノ酸・アラニンを助ける働きがあるのです。シジミを冷凍すると生のものよりさらにアルコール代謝効果が高まると考えられているのです。
ボクシング

そしてオルニチンが近年注目を浴びているもう一つの理由。それを日本屈指のボクシングジムで発見。なんとボクサー達が減量のためにオルニチンを利用していたのです。

協栄ボクシングジムトレーナー荻原篤さん
「燃えにくい脂肪を燃えやすくする効果がある」

実はオルニチンには体脂肪を燃やす効果があるのです。 アメリカでは、そのパワーを使ったダイエット補助食品も売られています。

藤田忠薬学博士(協栄ボクシングジムメディカルアドバイザー)
『オルニチンは運動しなくても運動した時と同じ様なエネルギー消費レベルを保ってくれる』

メカニズム

オルニチンには、脳下垂体を刺激し、成長ホルモンの分泌を増大させるという働きがあります。成長ホルモンは基礎代謝を上昇させるので、運動時と同じ様なエネルギー消費に近づけることができるのです。

そしてカプサイシンなどのようにアドレナリンなどの分泌を増大させ、脂肪を分解する燃焼リパーゼを活性化するとも考えられています。

つまり脂肪分解を脳に働きかけエネルギーとして効率よく消費する身体に作り上げてくれると考えられるのです。しかも冷凍すればオルニチンが増大。

体脂肪燃焼実験

体脂肪が気になる8人に特別な運動をををせす、普段の生活の中でシジミを食べ続けてもらいました。

被験者 実験前・実験後
体重
実験前・実験後
体脂肪率
金さん(女性・27) 50.6kg・49.6kg(-1.0) 24.6%・23.7%(-0.9)
大熊さん(男性・39) 72.8kg・73.3kg(+0.5) 29.3%・27.7%(-1.6)
大熊さん(女性・36) 52.5kg・53.0kg(+0.5) 25.4%・26.2%(+0.8)
堀田さん(女性・42)
55.6kg・55.1kg(-0.5) 29.0%・29.3%(+0.3)
佐々木さん(男性・46才)
84.4kg・83.9kg(-0.5) 23.7%・24.4%(+0.7)
三木さん(女性・43)
73.4kg・75.0kg(+1.6) 39.7%・39.3%(-0.4)
磯さん(女性・27)
45.3kg・44.3kg(-1.0) 20.1%・18.7%(-1.4)
生田目さん(女性・36)
55.5kg・55.1kg(-0.4) 26.7%・26.1%(-0.6)

すると2週間という短い間でも8人中5人の体重が減少。さらに体重は減ってないのに体脂肪は減少させた人まで。

体脂肪が燃焼しやすくなる身体を作ってくれるシジミ。台湾におけるシジミ人気の秘密は冷凍して増えるオルニチンにあったのかもしれません。シジミの更なるパワーが女性を守ります。

シジミパワー抽出実験

味噌汁を作る要領で、凍らせたシジミを煮出して身と汁の成分を測定。

【煮出し時間5分後の栄養成分割合】

アミノ酸
ミネラル
亜鉛   鉄
約80.0
19.0
7.1
約20.0
81.0
92.9

ついに、1杯の味噌汁における身と汁の栄養成分内容が解明されました。
確かに汁にはアミノ酸などが溶け込んでいましたが、栄養が身に多く残っていたのです。

シジミのパワーを丸ごと得るには食べるべきなのです!

シジミパワー料理法

ならば、シジミパワーを摂取できる料理法を開発!
協力をお願いしたのは料理研究家・枝元なほみさん。

ここまで分かってるポイントは、凍らせる事と身も食べる事。
ここでさらに栄養分を倍増させる方法を入手!


品川明農学博士(学習院女子大学助教授)
『シジミの栄養素を最大に引き出しておいしく食べるには我慢をさせるのが最大のポイントだと思います』

これで調理前に重要なポイントが3つになりました。
1.塩水で砂だし 2.冷凍する 3.身も食べる

下準備

では、下準備。1リットルの水に塩を小さじ2杯。
シジミを浸しておく時間は栄養分が4倍になる4時間程度が理想的。

そこから1晩冷凍してオルニチンをアップさせます。シジミは冷凍すれば半年間は保存できるので多めに処理して保存しておくと便利です。

でも、シジミは小さくて食べるのが面倒。 簡単に身をはずせる方法はないのでしょうか?

そういえば、毎日シジミを食べるという漁師さん達の味噌汁の作り方を拝見していたところ、なんと沸騰してからシジミをいれていました。
漁師さん「沸騰したところへ(シジミを)入れたらパッと貝から身が離れる」

これぞ、漁師さん達の生活の知恵

ではこの方法を利用して身と汁を使った料理法をご紹介しましょう!!

シジミのミルクスープ

材料(4人分)

シジミ
牛乳
小松菜
ニンニク

オリーブオイル
粉チーズ

コショウ
250〜300g
2カップ
250g
1/2片

大さじ1
適量
少々
少々

作り方
1.シジミと沸騰した湯(400cc)に入れ
  殻が開いたら火を止め殻だけを取り出す。
2. シジミを煮た汁に、再び火にかけ薄切りのニンニクと牛乳を加える。
  POINT:牛乳とニンニクが臭みを取る
3.そこに2分半レンジで加熱した小松菜を入れる。
4.塩・コショウ・オリーブオイルで味付け。
5.仕上げにパルメザンチーズを振りかける。

※シジミと牛乳の組合せでカルシウムのたっぷり!女性やお子さんにもオススメです。



シジミの豆ごはん

材料(4人分)

シジミ

グリーンピース

しょうゆ・みりん
ショウガ

300g
3合
100g(豆部分)

各大さじ1と1/2
1/2片
小さじ1/2

作り方
1.シジミを沸騰した湯(600cc)に入れ身と汁に分ける。
2. シジミの身と汁を取り分けてから、研いだお米に汁の方を入れます。
  足りない場合は、水を加えて加減をしてください。
3.グリーンピースをのせて普通のご飯と同じ要領で炊き込みます。
4.身の方はしょうゆ、みりん・千切りショウガを入れて炒り、
  炊きあがったごはんに塩と一緒に混ぜれば出来上がり!

※ごはんの糖質は、肝臓の働きを支えるエネルギーになる。



シジミの茶碗蒸し

材料(4人分)

シジミ





薄口しょうゆ
みつば
300g
3個

大さじ2
適量
小さじ1/2
少々
適量

作り方
1. シジミにお酒を振りかけて、ラップをしてレンジで6分間酒蒸しにします。
  POINT:この方法でも、熱の影響で比較的身がとれやすくなります。
2.身と汁を取り分け、汁の方に水を足して2カップにします。
 そして、溶き卵を混ぜ、塩と薄口しょうゆで味付けをする。
  POINT:卵は良質のタンパク源、アミノ酸も豊富。
3.器に身と2を入れ、あとはレンジで加熱。
 電子レンジで強1分半目安、後に弱12分を目安に加熱。
4.仕上げにみつばを散らす。
※電子レンジの機能によって若干時間の差があります。

調理方法で栄養と旨みがパワーアップするシジミ
毎日の食卓に取り入れてみてはいかがですか?


調理の工夫ひとつで栄養がアップするシジミは
現代人が見直すべき健康食と心得よ

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シジミが肝臓に良いって本当!?シジミパワーの源を徹底検証!
秘密は台湾にあり!驚異のシジミパワー徹底解明
■調理の仕方でシジミが変わる!?パワーを丸ごと摂れる料理法大公開

台湾

シジミ料理はみそ汁の他、台湾ではシジミの醤油漬けという料理があります。シジミは東アジアを中心に多くの人に食べられています。特に台湾では、日本よりポピュラーな食材の一つ。

これは、新しいシジミパワーを見つけるチャンス!
というわけで、台湾シジミリサーチを開始。

タイワンシジミ

まずは、台湾で売られているシジミを見るため市場へ。そこで見つけたのはやや緑がかった色の台湾シジミ。 生態や栄養成分は日本のものとさほど変わりはありません。

台湾料理店

続いて調査してみたのは、本場の台湾料理店。やはりシジミの醤油漬けは看板メニュー。お客さんの食べ方は・・・
何とワインにシジミ。他にもシジミの炒め物やスープも人気があるようです。

では、シジミはどんな存在なのでしょう?

台湾街頭
「お酒を飲む時は必ず食べるわね」 「肝臓に良いって聞くわ」

やはり日本と同じ。新しい発見はないのか?
根気強くリサーチを続けたところ、ある場所で食べられているという情報をキャッチ。

カラオケ

教えてもらった場所はカラオケ。そこでは女の子達がジュースを飲みながらシジミを食べていました。

喫茶店

「喫茶店で良くシジミを食べるわ」
そこは日本にも良くあるような喫茶店。決してファミレスでは有りません。そしてそこで見た物は、なんと鍋をつつく女性達。その中にシジミが!

日本でスパゲッティなどがあるように台湾の喫茶店では鍋が食べられるところが多いのです。その貝としてシジミは人気があるのです。
「シジミは肌に良いっていわれているから大好き」

台湾人の生活に深く根付き、昼でも夜でも至る所で食べられているシジミ。なぜこれ程食べられているのでしょうか?

冷凍のシジミ

「やっぱり家で炒めたりするのが一番おいしいわ」
そこで今度は一般家庭に潜入。シジミの調理法を拝見させてもらうことにしました。すると奥さんが冷蔵庫の中から、なにやら食材を取り出しました。それは・・・なんと冷凍されたシジミ。
「理由は分かりませんが昔から台湾ではシジミはよく冷凍します」

それを確かめるため、街の料理店でシジミを見せてもらったところ、やはり冷凍のシジミ。
「冷凍は昔から伝わる殺菌法なんだ。身が縮まらないから食べごたえがあるんだ」
台湾でシジミを冷凍する人は南部の方に多いと言われています。台北では衛生上、保存のためだけに留まるが南部の人たちは、凍らせたままのシジミを醤油漬けにして、生のまま食べることも多いとか。

調理する前に冷凍される台湾のシジミ。実はそこには女性に嬉しいシジミのさらなるパワーが隠されていたのです。日本で調べてみると、冷凍が栄養分を増大させていたことが判明。

内沢秀光主任研究員(青森県産業技術開発センターバイオテクノロジー開発部)
『オルニチンと言うアミノ酸が生に比べて冷凍すると4倍〜8倍に増える』

シジミは冷凍することで肝機能だけでなく
脂肪燃焼効果もアップする優れ物と心得よ